世界中から訪れる観光客にとって、今や「富士山」と並ぶほど、日本を代表するランドスケープとなった渋谷駅前の「スクランブル交差点」から歩くこと、およそ3分。オーセンティックなたたずまいを見せる『東急百貨店本店』前のY字路を左へと進むと、そこはもう、ほんの少し前の、目も眩むほどの喧騒からはまるで想像もできない、豊かな時間が流れる「村」への入り口です。
『東急百貨店本店』前からまっすぐ山手通りへと向かう道は、「松涛文化村ストリート」。山手通りへ向かう途中、右へと折れて「鍋島松濤公園」へと向かう道は「松涛公園通り」。この新しい“通り”を幹とする趣豊かな一角こそ、オーガニックなライフスタイルを愉しむ人にふさわしい散歩が楽しい・歩きたくなる街『松涛文化村ストリート』です。
通りに軒を連ねる有名カフェや飲食店、さらに劇場・映画館・ギャラリー・ライブハウスなどで、幅広い文化の香りをたっぷりと満喫することもできる「松涛文化村ストリート」。同時に、時代の最先端を走り続ける街・渋谷にありながら、遠き昭和の時代から営みを続ける商店(酒屋、薬局、八百屋、鰻屋など)が、地域の人々の暮らしを支えていることも、この街の大きな魅力です。
そしてこの「村」のもうひとつの魅力は、その「豊かな緑」。緑のツタを纏った屋舎、通りを彩る百日紅。道路脇に咲く色鮮やかなツツジ。そして、渋谷界隈では貴重な湧水池を有する「鍋島松濤公園」。道行く人の目と心をもてなしてくれる自然の恵みもまた「松涛文化村ストリート」ならではの風景です。